甲状腺機能低下症の原因と治療法について。

甲状腺ホルモンの分泌量が足りない状態を甲状腺機能低下症と言います。
どうして、こういう症状になってしまうのか原因と治療法を見ていきたいと思います。

甲状腺機能低下症の原因

甲状腺機能低下症自身に原因がある「原発性甲状腺機能低下症」、
その他に原因がある「続発性甲状腺機能低下症」の2つがあります。

原発性甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症の原因のほとんどが原発性甲状腺機能低下症になります。
その原因を作っているのが橋本病(慢性甲状腺炎)です。
橋本策さんによって発見されたので橋本病と言います。
橋本病(慢性甲状腺炎)とは名前の通り、甲状腺に慢性の炎症を持っており、それが原因で腫れたり、
障害が起きたりする病気の事をいいます。
また、初期症状の自覚は全くなく、進行しやすいです。

続発性甲状腺機能低下症

続発性甲状腺機能低下症は、視床下部や下垂体に何かの異常を起こす事で、甲状腺に伝える事ができなくなって、
甲状腺ホルモンの分泌量が減ってしまうものです。

代表される例が以下のようにあります。

シーハン症候群、下垂体腫瘍、頭蓋咽頭腫が挙げられます。

甲状腺機能低下症の治療法

甲状腺機能低下症の治療は甲状腺刺激ホルモンの数値を調べる必要があります。
数値が高いと「原発性甲状腺機能低下症」、低いまたは正常だと「中枢性甲状腺機能低下症」となります。
また、「原発性甲状腺機能低下症」は永続的なものか一過性のものか調べる必要があります。

永続的甲状腺機能低下症

永続的甲状腺機能低下症になると甲状腺ホルモンを分泌する事が難しくなるので、
甲状腺ホルモン剤の合成T4製剤(チラーヂン)を補います。

一過性甲状腺機能低下症

一過性甲状腺機能低下症は治療する必要がありません。
症状が強い場合だけに甲状腺ホルモンの数値が正常になるまで、
甲状腺ホルモン剤の合成T3製剤(チロナミン)を補います。